世田谷区立産後ケアセンター宿泊体験談
産後の体調や育児に不安を感じている方へ。出産後、「体を休めたいけれど上の子の育児もあって大変」「産後ケアセンターって実際どうなの?」と悩む方は多いと思います。
私は、世田谷区の産後ケアセンターを宿泊型で利用し、心身ともにリフレッシュすることができました。この記事では、実際の体験をもとに、申し込み方法や持参品、過ごし方など、詳細にご紹介します。これから利用を考えている方の参考になれば嬉しいです。
※この記事には、産後ケアサービスや商品に関するアフィリエイト広告が含まれています。
リンクを通じてご購入・ご利用いただくと、運営者に報酬が入る場合があります。
世田谷区立産後ケアセンターは宿泊で行くべき理由
宿泊のメリット
・心身のリフレッシュ
・育児への前向きな気持ちが戻る
・夜も安心して休める
・助産師さんに相談できる安心感
デイケアと宿泊、どちらにするか本当に迷いました。デイケアは日帰りで気軽に利用できるメリットがありますが、夜になると再び自宅で育児と家事が待っています。実際に宿泊を選んでみて、夜もしっかり休める安心感が想像以上に大きかったと感じました。授乳や育児の相談も、助産師さんが24時間体制で対応してくれるため、心強さは抜群。産後の体調が整うまでの間、家族に頼るだけでは得られないサポートを受けられたのは大きな収穫でした。
そして兄弟がいる方は、できれば上の子は連れて行かないで赤ちゃんと2人で行くことをおすすめします!上の子も3泊4日までだったら連れて行けるのですが、上の子は預かってもらえないので、連れて行くと結局休めないかと思います。
実際私は、上の子は家においてきて、宿泊で行ったことで心身ともにかなり休めました。宿泊だけど家に長女をおいて行ってよかったと思いました!
産後ケアセンターの申し込みステップ
「申し込みって難しいのでは?」と思っていましたが、実際はとてもシンプルでした。妊娠中の登録から、利用当日までの流れをまとめます。
世田谷区の産後ケアセンターは、産後4か月までのママと赤ちゃんが利用できます。利用には事前登録と予約が必要で、妊娠中から準備しておくと安心です。
利用できる条件
世田谷区在住の産後のお母さんと赤ちゃんです。資料には心身の健康または育児に不安などがあり、不安などについてご家族などから支援を受けることができない。というように書かれています。私と夫は両親ともに遠方で支援を受けることができないと伝えて登録しましたが、厳しい審査などがあるわけではないので、何かしら理由を伝えて希望すれば大丈夫なのではないかと思います!
産後ケア事業としてはショートステイ(宿泊)、デイケア(日帰り)、アウトリーチ(訪問)の3種類があります。
ショートステイ(宿泊)、デイケア(日帰り)は出産後4か月未満、アウトリーチ(訪問)は出産後1年未満で利用できます。
ショートステイで7日間、デイケア・アウトリーチで7日間それぞれ利用できます。
妊娠中からの登録がおすすめな理由
妊娠28週以降に地域の子供家庭支援センターの窓口で利用登録できます。
窓口で登録しないといけません。出産後だとすぐに外出できないし、自由に動きにくくなるので、妊娠中に登録するのをおすすめします。
※2025年8月以降、LINEで申し込みができるようになったようです。行かなくてよくて便利!でも、出産後はバタバタするので、妊娠中に登録しておくのがおススメです。
予約の流れと必要な手続き
1.出産したら、実際の出産日を伝え、利用申し込みをします。そのときに利用したい日程を伝えてもいいですし、また後日利用申し込みの電話をしてもよかったです。わたしは夫の仕事の都合がわからなかったため、利用申し込みと別の日程で申し込みしました。
2.申し込み結果
「3」午前中10時までに申し込みすると、その日中に利用できるかどうか結果を伝えてくれます。わたしは1回目の利用だったからか、兄弟もいて大変だと思ってくれたのか、運が良かったのか、1度目の申し込みで利用することができました。友人も利用したことがあるのですが、緊急性がありそうな方などを優先して利用させるのかなという印象です。(友人はつらすぎるとアピールしまくったとのことでした笑)
※2025年8月以降、利用登録、利用申し込みがオンライン化するとのことでした。LINEで申し込み、結果連絡もLINEでとのことでした。LINEが難しい場合は電話も可とのことです。
持っていってよかった!備え付け+持参品リスト
荷造りのときに悩んだのが「何を持っていけばいいの?」ということ。
産後ケアセンターは、アメニティが充実しているのも魅力です。タオルや授乳クッション、哺乳瓶など基本的なものは用意されていたので、私は最低限の荷物で行けました。ただ「これを持ってきて良かった!」と思ったのは、着慣れたパジャマ、自分のリラックスにつながるヘアケア商品や本。小さなことですが、快適に過ごす工夫でリラックス度が格段に上がります。荷物を最小限にできる点も、産後の体にはありがたかったです。
実際に利用してわかった、センターに備え付けのもの&持参すると便利なものをご紹介します。
備え付け品

区立産後ケアセンターにはある程度の備品が備え付けられています。
母用:母乳パッド、ティーバック、マグカップ、ボディーソープ、シャンプー、リンス、円座クッション、ドライヤー、搾乳機、湯沸かしポット、授乳クッション、バスタオル、フェイスタオル
乳児用:粉ミルク、哺乳瓶、紙おむつ、おしりふき、ベビーソープ、
ティーバックはほうじ茶でした!

部屋についているシャンプー、リンス、ボディソープはPOLAのものでした。

ちなみにテレビやWi-Fiはありません。デジタルデトックスができたので、それはそれでよかったかなと思いますが、もっと長期になったらポケットWi-Fiが欲しくなったかもしれません。
部屋着は1日200円で借りられます。(毎日回収される)わたしは1着だけ持って行ったのですが、荷物をできるだけ少なくするために借りてもいいかもしれません。子供の服は借りられないので持っていく必要があります。
持って行ってよかった持参品リスト
項目 | 必要度 | コメント |
---|---|---|
パジャマ・部屋着 | △ | 持っていくなら着慣れたものが安心。200円/1日 で借りられる。 |
歯ブラシ・歯磨き粉 | ◎ | 備え付けはないので必要 |
スマホ・充電器 | ◎ | 連絡や写真に必要 |
下着 | ◎ | 自分の下着は持っていく必要あり |
子どもの保湿クリーム | ◎ | 備え付けはないので必要 |
自分のケア、リラックスできるもの | 〇 | 自分の気分が上がるものがおススメ |
おやつ | △ | 足りなさそうなら。 |
飲み物 | △ | 自販機、備え付けもあるが、お気に入りのお茶など持っていくのもおススメ |
子どもの服 | ◎ | 備え付けがないので必要 |
歯ブラシ、歯磨き粉、自分のケア用品(トリートメントやパック)、子どもの保湿クリーム、本、おやつ
ちなみにわたしはせっかく時間があるのだからと思い、いつも時間がなくてできない自分のケア用品(トリートメントやパック)を持っていきました。自分時間が持てるので、自分をケアするものを持っていくの、お勧めです。心が満たされました。
また、テレビもないため何を過ごそうかと思って本も持っていきました。持って行った本は友人に勧められた資産形成の本です。本をゆっくり読むなんて久しぶり。それだけでとても心が癒されました。
食事はとても満足なのですが、昼のおやつがでないのでおやつを持っていきました!買いに行ったりなどもできないので、3日分持って行ってよかったです。午後のティータイムに食べました!
自分のケア品や本は心が満たされてゆったりした時間を過ごせたので、持って行って正解でした!皆さんもぜひ、何か自分のケアや心が満たされるものを持って行ってくださいね。
また、子供の沐浴は入れてくれるのですが、保湿は何もしないで帰ってくるので自分で保湿など持って行って保湿しなければいけません。
当日の様子|入所から自由時間までの流れ
「実際にどんなふうに過ごすの?」と気になる方も多いはず。
入所から説明、食事、自由時間まで、私が宿泊中に体験した1日の流れをお話しします。
入所するとまずはスタッフの方から施設やルールについて説明があり、その後は自由に過ごせました。授乳の相談や赤ちゃんのケアを助産師さんにお願いできるため、私は久しぶりに昼寝をして体を休めることができました。食事は栄養バランスが考えられていて温かく、ホテルに泊まっているような気持ちに。「産後にここまでゆっくりできるなんて!」と感動したのを覚えています。
入所
前日に電話が来ます。その際に心配なことや確認事項があれば、そこで確認もできます。当日は10時に入所です。私はバスで行ったのですが、バスの時間的に30分遅れそうだったので前日の電話の際に30分遅れることを伝えていました。
説明
アンケートに答えます。助産師さんから色々詳しく確認されます。それをもとに入所中のサービスなどのお勧めなども教えてくれます。私の場合は、ちょうど臨床心理士の先生が来られる曜日と日程がかぶっていたので、臨床心理士の先生に話してみないかとお勧めしていただきました。
自由時間
説明が終わったらお昼ご飯。子供は預かってくれます。


品数もたくさん。他人が作った栄養満点のご飯でとっても満足しました!
ご飯は朝は8時、昼は12時、夜は18時で部屋まで運んでくれます。
ご飯を食べたらこの日は少しゆっくりして、お風呂に入って昼寝しました。
お風呂は17時までにとのことでした。
こんな感じで本を読んだり、毎日14時頃から開催される手遊び会に参加して子供と遊んだり、臨床心理士のかたに話を聞いてもらったりなど、ゆっくりでかつ暇すぎない感じで充実した3日間を過ごせました。
宿泊中にできること
- 昼寝で体力回復
- 助産師さんに授乳相談
- 食事は栄養バランスばっちり
- 赤ちゃんとゆったり過ごす
世田谷区立産後ケアセンターではどのくらい子どもは預けられるの?
基本お願いしたら断られることはありませんでした。泣きだしてなかなか泣き止まないとなったら預けに行っていたので、気持ちが楽に過ごせました。夜は基本預けて、完母のため授乳のタイミングだけ呼んでもらいました。授乳のタイミング以外で起こされることがなく、久しぶりにゆっくり寝れて頭がすっきりしました!上の子に起こされることもないのも、本当に良かったです!
かかった費用
2泊3日で13500円です。(4500円×3日分)ただ、産後ケアクーポンが入所日当日配布されます。(1日2500円分)それを3枚使い、残りの6000円は妊娠時にもらった世田谷区子育てクーポンを使い、実質タダで行くことができました。
利用して感じたメリットと効果
宿泊を選んだことで、体が休まっただけでなく、心の余裕が生まれたのが一番の効果でした。助産師さんとゆっくり話す時間があったことで、授乳の悩みや上の子との関わり方についても気持ちが軽くなりました。もしデイケアを選んでいたら、ここまでの安心感は得られなかったと思います。産後は「休む」ことが本当に大切だと実感しました。
ご飯も出てくるし、だらだらできるし、実質タダでいけたし、産後ケアセンターは今のところ、世田谷区の子育て施策の中で最もよいと思ったサービスでした。第1子のときにも行けばよかった!
この記事を読んでいるあなたへ—宿泊のすすめ
産後ケアは「特別な人が利用するもの」だと思っていました。でも実際に体験すると、産後のママ全員に必要なサポートだと感じます。疲れていても「まだ大丈夫」と無理をしてしまいがちですが、安心して休める環境を整えることは、赤ちゃんにとってもプラスです。世田谷区にお住まいなら、まずは妊娠中に登録して準備しておくことをおすすめします。少しのサポートで、産後の時間がぐっとラクになりますよ。
ぜひ迷っている方がいれば迷わず、行ってください!行かずに過ごすのはとってももったいないです!
※この記事には、産後ケアサービスや商品に関するアフィリエイト広告が含まれています。
リンクを通じてご購入・ご利用いただくと、運営者に報酬が入る場合があります。
コメント