出産を控えて病院選びをしている方にとって、「費用はいくら?」「無痛分娩の流れは?」「入院生活は快適?」 など気になることはたくさんありますよね。
私は実際に 成城マタニティクリニック(東京都世田谷区)で無痛分娩を経験しました。


成城マタニティクリニックの無痛分娩で第二子を出産しました!
この記事では、費用(約90万円)・無痛分娩の流れ・入院中の食事やサービス まで、リアルな体験談をまとめます。
これから出産を検討している方の参考になれば嬉しいです。
成城マタニティクリニックを選んだ理由
世田谷区には出産できる病院が複数ありますが、私が成城マタニティクリニックを選んだ大きな理由は以下の3つです。
- 無痛分娩に対応していること
- 出産費用が比較的抑えられていたこと
- 待ち時間が短いと評判だったこと
無痛分娩の種類
成城マタニティクリニックは完全無痛分娩(促進剤の投与と同時に麻酔を入れる)方法ではなく、和痛分娩(子宮口が5~6センチなどある程度開いてからの麻酔投与)です。
第一子の出産がとても長く、辛かったことと第一子を預けたりできないことがあり計画無痛分娩を希望していました。
成城マタニティクリニックの出産費用
私の場合、無痛分娩にかかった費用は約90万円でした。
この金額には以下が含まれます。
- 分娩費用(無痛分娩対応)
- 入院費用(普通個室利用)
- 入院中の食事
- アロママッサージなどのサービス
他の周辺の病院では100万円を超えるケースもあるので、成城マタニティクリニックの費用は比較的良心的だと感じました。
検診など含めて実際にかかった料金の詳細は下記の記事にて紹介しています↓↓
検診の待ち時間
大きな総合病院では、妊婦健診の待ち時間が2〜3時間になることも珍しくありません。
その点、成城マタニティは 平日朝ならほぼ予約通りに診察(30分程度)。土曜日でも1時間以内で終わることが多く、働きながら通院する私にとって大きなメリットでした。(お産がかぶったら多少待つこともあるようです。)
検診はどうだった?
初診と妊娠後期の検診は基本的に院長が見てくれます。それ以外は基本常勤ではない先生が診てくれました。
わたしは常勤でない先生の最初の勤務日どあたまっぽい日に当たったことがあり、その時は診察しながら機械の使い方がわかっていないような感じで助産師のかたに聞いていたので、もしかしたら、初産婦だったらかなり不安になったかもしれません(笑)
わたしはまあそんなこともあるか。くらいでそこまで気にしませんでした。診察内容は特に問題なかったと思います。
慣れている非常勤のかたは特に不安感もなくしっかり見ていただけたので、本当にその先生の勤務の最初の最初にあたってしまったのかなと思います。
診察時にあれ?と思うことはありつつも、やはり検診時間が短いのが本当に魅力で、予約時間に呼ばれないで待たされるということはほぼありませんでした。
また、産院は助産師のかたが出産の主なサポートをしてくださるかと思うのですが、助産師外来などで出産前に助産師のかたがとても丁寧に話を聞いてくださるのでとても心強かったです。
また、出産前にマタニティフィットネスに行けたり、胎児ドックが受けられたり、4Dエコーがそのときに見れたりなど、第一子のときは普通の総合病院だったので総合病院にはないサービスに感動しました!
予約などもアプリからとれるのですが、取りやすかったです!
無痛分娩の流れと体験談
計画無痛分娩で38週以降は入院になる可能性があるといわれていましたがのんきに予定日1週間前くらいかなと思っていました。しかし、出産予定日より2週間早い出産に!38週に入ってすぐ入院することになりました!入院日が決まったのは、入院日の3日前の検診時でした。
思ったより早い!!!準備できていない!と思いつつ、まあしょうがないかという感じで入院することになりました!
入院から分娩までの流れ
- 予定日の少し前に入院日が決定※わたしの場合は2週間前
- 前日から入院し、出産日当日陣痛促進剤を使用
- ある程度子宮口が開いたら麻酔を入れる
実際に感じたこと
無痛分娩を選んだことで、陣痛の痛みをかなり軽減できました。
ただし、途中で 麻酔が切れて痛みを感じる時間があった のも事実です。完全に痛みゼロというわけではありませんでした。
それでも「痛みを和らげたい」という私の希望には合っており、結果的に無痛分娩を選んで良かったと感じています。
入院準備は?何が必要だった?
成城マタニティクリニックでは、入院セットが用意されており、タオル・歯ブラシなどの洗面用具など基本的なものは病院に揃っていました。
ただ、実際に入院して「持ってきてよかった!」と思ったアイテムもあります。
わたしが持って行ったものです。
パジャマ、産褥ショーツ、授乳用ブラ、レッグウォーマー、赤ちゃんの退院時の洋服、携帯電話充電器、基礎化粧品、母乳パッド、生理用ナプキン、おやつ、飲み物・ジュース、ペットボトルストロー
全室個室ということもあり、スーツケースで行きました!私のスーツケースの中で一番場所をとったのはパジャマです。パジャマはレンタルできるので、荷物を減らしたい方はパジャマを借りるといいかと思います。赤ちゃんの着るものは入院中は産院のものを着せてもらえますが、退院時のものを持っていく必要があります。
持って行ってよかったのは、おやつです。ごはんはしっかり栄養があるものものが提供されるのですが、どうしてもお腹が減りわたしは足りませんでした!毎日1つおやつを食べていたので、入院日数分持って行ってよかったです。(バームクーヘンとか、どら焼きとかいろいろ…)
飲み物は自販機があり購入できるのと、ウォーターサーバーがあるので、飲み水はあります。毎日たんぽぽ茶とお茶のティーパックが補充されるので、それも自分で入れて飲むことができます。でもお気に入りのジュースやドリンクがあると気分が上がるので、私はジュースも持っていきました。
病院にWifiはありました。タブレットもあり、アマゾンプライムなどアカウントがあれば見ることもできました。テレビもあります。

タオルなどは借りれますし、歯ブラシや基本的なものは入院セットでもらえるものの中に入っています。

生理用ナプキンは入院セットの中に入っているのですが、出血していて気持ち悪くて頻繁に変えていたので、大きいものが私は足りませんでした。パンツタイプのナプキンを持って行き、それも使いました。普通の多い日用のナプキンだと心もとなく、数も足りなかったので持って行ってよかったです。
※以下で紹介する商品は、アフィリエイトリンクを含んでいます。
リンクを通じてご購入・ご利用いただくと、運営者に報酬が入る場合があります。
![]() | 価格:578円 |

実際の出産はどうだった?
3日前に入院日が決まり、陣痛促進剤をうつ前日から入院となりました。
出産日前日
前日、15時から入院。夫に荷物など持ってもらったり付き添いしてもらいました。17時くらいまで夫とゆっくり過ごしました。
入院日に院長の診察があり、子宮口の開き具合を見られます。私は1センチ程度しか開いていなかったので、バルーンを入れられました。
バルーンは痛いという話もきいていたので、ドキドキ・・・。ただ、私はバルーンは全然痛くなかったです!
前日、夕食を普通に食べ無痛分娩のため21時くらいから絶食、その日はアマゾンプライムなどを見ながら、のんびり過ごして次の日の出産にむけてゆっくり寝ました!今思えばこの日が最後に一人でゆっくりできた貴重な時間でした…。

入院当日の写真です。

出産前日、入院日の夕食
個室なので、本当にゆっくり過ごせました!
出産日当日
当日朝7時くらいから熱を測ったり、産着をきたりして準備していよいよ出産!
子宮口は4センチ程度でしたが、まだ痛みなどはなかったです。助産師さんから、今日中には生まれるだろうとお墨付きをもらい、いざ分娩室へ!
・・・と思ったら、なんとその日は陣痛がきて分娩する人がいっぱいだったらしく、分娩室の隣の別のベッドのある部屋に通され、そこで分娩になるかも。と言われ少し不安に…。
そしてさらにお産がいっぱいなことの影響で、無痛分娩の麻酔が途中で切れてしまっているのに先生が他の分娩にかかりきりで来てもらえず、しばらく麻酔が切れた状態で痛みに耐えることに…
返金してほしいとちらっと思いつつ、そのほかは不満なく対応も親切だったので、ぐっと我慢しました笑

キャパが小さい、産科医の数が少ない施設だとしょうがないのかもしれません。
ちなみに第一子のときは地元大阪の総合病院で、日曜の早朝産科医が誰もいない時間に産んでしまい、ふつうの内科のお医者さんにほかの患者さんの文句を言われながら対応されたのでそれよりマシだと思ってしまいました。ハードルが低い笑
本当に運が悪かっただけだと思います…。でもそんなこともあるんだと参考にしてください。
陣痛が来ている間足を温めてくださったり、頻繁に優しい声をかけてくださった助産師さんは天使に見えましたし、麻酔が効いている間は余裕すぎる!とめちゃくちゃ楽でした!
何とか産む直前に陣痛室に運ばれ(麻酔が切れていてめちゃくちゃ痛すぎて辛い中)出産時に長女と旦那も立ち合いできました。陣痛促進剤を入れてから8時間で我が子に会えました!

こんな感じで陣痛室で記念写真!
長女の時、陣痛からのお産時間が38時間だったのと比べると、今回は無痛分娩だったこともあり、年齢が上がっている&途中は麻酔が切れていたにも関わらず産み終わった後の体力の残り具合が全然違っていました。しかも会陰切開もなくだったので、産後のお尻の痛みも全然楽でした!
ちなみに長女36歳、次女38歳どちらも高齢出産です。
出産日から母子同室で心配でしたが、何とか体力を残したまま出産を終えることができました。
入院生活の食事とサービス
経産婦は生まれた日を0日目として、4日目に退院となります。わたしは金曜日に生まれて、火曜日に退院になりました!初産婦は1日増えて5日目に退院となります。
全室個室なのですが、母子同室です。第一子のときは母子別室だったので心配していたのですが、新生児は割と寝てくれることも多いのと、言えば預かってくれるのでそこまで大変ではありませんでした。
▼入院中の食事はこのような感じです。

ある日の夕食

ある日のおやつ

ある週の献立
入院中の食事は 栄養バランスの整った和食中心。産後でも食べやすく、全部おいしかったです。便秘気味だったのですが、すっかり解消しました。(入院したら再発…)
ただ、わたしは産んでから食欲が倍増しており、少し量が物足りないことがありました。夫に差し入れを買ってきてもらったり、持って行ったおやつを食べて過ごしました。
お祝い膳は追加料金を払えば家族みんなで食べられます。大人(5500円)子ども(2200円)
大人はサラダ、パイスープ、ステーキ、エビ、パンなど。子どもは写真のようなお子様プレートのようなもの。家族で食べれて思い出には残ったのですが、長女が騒いだり、生れたばかりの次女がうんちをしてしまったり、ゆっくり食べられませんでした笑
お願いしたら、次女は預けれたかもしれません。

入院中にアロママッサージが1回受けられます。全身・顔回り・足と選べます。私は全身マッサージを選びました。赤ちゃんを預けて、40分間のマッサージ、癒されました!
最初、私は個室でなくてもいいと思っていたのですが、結論長女の面会などを考えると個室でよかったです!和室だったのですが、靴を脱いでくつろげるので、小さなお子さまが面会にくる場合は和室がいいと思いました!

成城マタニティクリニックの口コミ・評判(私の感想)
実際に通ってみて感じた「良かった点」と「気になった点」をまとめます。
良かった点
- 待ち時間が短い(平日30分、土曜でも1時間以内)
- 無痛分娩費用が比較的リーズナブル
- 入院中のサービスが充実(食事・アロマ・Wi-Fi)
気になった点
- 非常勤医師の診察は少し慣れない雰囲気があった
- 分娩室が混雑しており、別室での対応になった
成城マタニティクリニックはこのような人におすすめかなと思います。
成城マタニティクリニックで出産がおすすめの人
- 忙しく、検診の待ち時間などが短いほうがよい
- 無痛分娩(和痛分娩)でコストを抑えめにしたい
- アットホームな雰囲気で分娩したい
世田谷区で出産を検討している方へ(まとめ)
成城マタニティクリニックは、
- 無痛分娩対応
- 比較的リーズナブルな費用
- 快適な入院環境
がそろった病院です。
大病院のように複数の専門医が常駐しているわけではありませんが、「待ち時間が少ない」「アットホームな雰囲気」「サービスの手厚さ」 を重視する方には非常におすすめです。
無痛分娩時に麻酔が切れたりなどいろいろありましたが、もう1度出産する機会があれば再度利用したいと思っています!やはり検診の待ち時間が短いのは妊娠中のしんどい時期や仕事との両立を考えると助かりましたし、助産師さんの温かさや、入院中の居心地の良さは格別でした!
成城マタニティクリニックでの出産を検討している方へ、リアルな体験談として、病院選びの参考になれば幸いです。
最新の情報は成城マタニティクリニックのホームページをご確認ください。
関連記事
- 入院中の食事が気になる方はこちら
→ 成城マタニティクリニック 入院中の食事 すべて大公開 - 出産費用の詳細を知りたい方はこちら
→ 成城マタニティクリニックでの出産費用を公開!〖総額○○万円・補助金で自己負担はいくら?〗 - 産後の宿泊ケアに興味がある方はこちら
→ 2児ママの実体験:世田谷区立産後ケアセンター宿泊が最高だった理由
コメント